ヲタクとして新たに気付いたこと①~2019年度~

2019年度、向井地美音ちゃんのヲタクとしてとても充実していた。

 

 

総監督特典(?)でメディアへの露出も増えた。

そして、総監督として臨んだAKB48の全国ツアー。

「髪染めるなら役で染めたい」と言っていたが22歳を目前にブリーチして髪の毛を染めるというサプライズ。(こじはるの助言らしい、納得)

 

 

あと個人的なニュースとしては、向井地美音ちゃんに恋愛のような感情を抱いている状態がもう漸近線すぎて気持ち悪さの限界突破状態になっている(知らんがな)。

 

それはさておき、この2019年度、「ヲタクとして新たに気付いたこと」があったのでそれを共有したくて檸檬堂鬼レモンを飲んだ勢いでブログを書く。

 

この「気付いたこと」とは、

 

①「推しメンとの距離」と「ライブのセトリおよび楽曲感受性」の相関

②推しメンへの好きの本質とは

 

である。

 

まず、①「推しメンとの距離」と「ライブのセトリおよび楽曲感受性」の相関

について。

 

私は、AKB48全国ツアー2019〜楽しいばかりがAKB!〜で最前列も、3階席も経験した。

 

ツアー初日昼公演、チャン玉への知見も少なくなんとなしに早めに行ってチャン玉したら最前列をぶち当てる奇跡。

(チャン玉とはもぐらたたきゲームのような板で、もぐたをたたくのではなくもぐらの出てくる穴にボールを入れるゲームである。)

 

公演より近い距離での推しメン。

もはやレスという概念ではない。文化祭で友達がダンスするから1番前で見に行ったら、その友達がはにかみながら手を振ってくれる、みたいなニュアンスさえ感じた。

(おこがましすぎる)

 

こんな近い距離でずーっとおんちゃんのこと見れる機会多分もうないって思いながらステージの端っこに行ってもずーっと見ていた。こんだけずーっと見られるのも嫌やろうなごめんって思いながら本当にずっと見ていた。

 

おんちゃんのダンスのクセや力の入れ方、表情の変化を目に焼き付けた。

これがおんちゃんか…。「おんちゃんみ」を体中に染みこませた(は?)。

 

視覚的「おんおんパラダイス」状態。

 

幸せすぎた。

 

ところが、この幸せはとんだ落とし穴があった。

 

視覚的「おんおんパラダイス」状態が脳内の記憶や感覚を占領し、ライブ終演後の他のヲタクとのセトリについての会話についていけなかったのだ。

正直セトリが良かったのかどうかなんて全く分からなかった。

 

つまり、目の前の推しメンに目と心を奪われすぎて、楽曲への思いを全くと言っていいほど馳せていなかった。「推しメン」を「視覚的」楽しんでいただけであって、セトリを楽しめていなかったのである。

 

その後の初日の夜公演、レスをぎりぎりもらえる距離感の1階席。

全体を見渡せる。しかし、細やかな表情やダンスのクセは見えない。

その視覚的に「おんちゃんみ」さほど感じなかったため、セトリや楽曲も噛みしめることができた。

このときようやくヲタクたちが昼公演後「セトリが良い」と口を揃えて言っていた意味が分かった。

 

その次に私が出席したツアーで、アイドル側からは豆粒にしか見えないであろう3階席を経験した。

最前に座っていたときは、出てきた瞬間私たちに気付いて微笑んでくれたおんちゃんが、どんなにあがいても気付いてくれない距離にいることが曲が進むにつれてじわじわと悲しくなってくる。

 

レスがもらえ「ない」ことが当たり前と思って生きてきたし、自己肯定感が低すぎて劇場公演でさえレスを察知できなかった私。そんな私でも感じることができた最前でのあなたからの視線…。

 

人間は欲深い。

あの最前の「おんちゃんみ」あふれる距離を1度経験したら、毎回欲しくなる。

 

3階席の視覚的な「おんちゃんみ」はほぼ0で、ライブの雰囲気と楽曲の良さのみを感じた。楽曲の歌詞が脳内を駆け巡り、全ての楽曲がおんちゃんのためにあるという感覚に陥った。

すると、今までのおんちゃんのAKB48での足跡と楽曲を照らし合わせて感傷に浸り号泣してしまった。

 

曲が進んでいっても、やはり所詮アイドルとヲタクの距離はこの3階とステージなのだという悲しみは変わらない。

そんな中、最後の曲である「君と虹と太陽と」がかかる。

 

♪君を守りたい僕の腕の中 太陽になって ほほえみの虹を待とう

 

はっとした。

気付いてもらえるとか、近くで見たいっていうのは自分のエゴと承認欲求でしかないと気付いた。

私は大好きな君を守りたいだけ。

この3階席の私、太陽なのでは…?

君(おん)と虹と太陽(私)となのでは…?

 

という歌詞解釈をするほど楽曲への感受性が豊かになった。

 

これらの経験を踏まえ、

 

「ライブでの推しメンとの距離が近ければ近いほど、楽曲やセトリを噛みしめる感度が下がってしまい、

ライブでの推しメンとの距離が遠ければ遠いほど、楽曲やセトリを感覚を研ぎ澄まして感じることができる」

 

と気付いた。

 

というブログでした…。

 当たり前っちゃ当たり前のことかもしれないけど…

 

長くなりすぎたため、

「ヲタクとして新たに気付いたこと」②推しメンへの好きの本質

は記事分けます…。

 

2020年も美音ちゃんは全国ツアーやる気満々で嬉しい。

 

さらに、全国ツアーのことで追記…

最前でライブを見ると、ずっとおんちゃん見つつも嫌でも岡田奈々さんや村山ゆいりーさん、柏木由紀さんのパフォーマンスが目に入った。

言葉ではうまく言い表せないが、何故この方々が人気があり、パフォーマンスが良いと言われているかが本当に納得できた。

私がいつもNMB劇場で見てるのダンスが上手いと言われてるメンバーの「巧いダンス」とはまた違う、「魅せるパフォーマンス」で人々を魅了していた。

 

こんなパフォーマンス良いメンバーを推すのは楽しいだろうなって思った。

 

美音ちゃんは、正直に言うとこの方々にはパフォーマンス面では劣っていると思う。

ヲタクのエゴかもしれないけど、この方々のようなパフォーマンスを目指してほしいと思ってしまった。

しかしこれはただの理想の押しつけではなくて、美音ちゃんツアーの回数を重ねるごとに上手くなっていることを実感したからこそ出てきた感情であった。

総監督になりどうしても自分のことは後回しになってしまうかもしれないけど、卑下せず自信を持ってまだまだ上を目指してほしい…

 

まぁヲタクが願わなくても美音ちゃんはできると思うので、ヲタクわいはひたすら健康であることを祈ります。